「電気工事を通じて地域社会の発展に貢献する」これが藤井電気株式会社の理念です。ライフラインの一つであるこの電気を私たちの経験と技術によって、より安全に快適にその暮らしに役立てて戴きたい。そしてその仕事ぶりでお客様の心も明るく豊かな気持ちになって戴きたいと願っています。

このような気持ちを改めて感じ入るに至ったのは、この地域を襲った２００４年１０月の台風２３号による大災害による経験でした。三日三晩降り続いた猛烈な雨と暴風は私たちが住むこの街を一変させ、洪水による多くの床上床下浸水被害や土砂崩れなどで死傷者も出るなど、まさしくこれまで経験したことのない未曾有の大災害となりました。変電所自体も洪水の被害を受けたことにより地域の大部分が停電となり、台風が通り過ぎた後もしばらく何日か続きました。不通となっていた電話が一斉に鳴り続けたのはようやく電気が復旧し始めた頃で、ご自宅もしくは会社で電気が使えず困窮されている悲痛なまでの復旧の依頼を数多く受けました。それから昼夜を問わずの作業がしばらく続きましたが、復旧修繕が出来て電気がいつものように使えるようになるとその被害にあわれた方から幾度となく感謝され、その喜ばれる姿をみてホッとした次第です。仕事としてそれは当然のことであったわけですが、その時自分たちのこれまで培った技術がこの世の中で僅かなりとも役に立っているといった何とも言えない充実感と幸せを感じました。このことが藤井電気株式会社を存続させる意義となり、そして今の原動力になっています。

これから人の生活に取り巻く電気関連における技術革新も更に加速されると思いますが、多様なニーズにお応えするためにも私たちも今後更に努力と研鑽を重ね、少しでも地域社会に貢献し皆さんの明るい笑顔に繋げられるそんな仕事が出来る会社であるよう社員一同力を合わせて挑んでいきます。今後とも何卒宜しくお願い致します。